2024年1月 厦門航空を利用して台湾(台北/松山)から中国厦門経由で大阪関西空港まで帰国しました。後編は2日目、厦門の限られた時間を活用してできる観光と厦門航空の厦門-関空間の搭乗レビューをしていきます。
前編では厦門での入国やトランジットホテルについてレビューしているので是非そちらから確認お願いします。
厦門滞在記
乗継滞在16時間 観光できる?
昨日は夜の21時半に到着、今日は14時発の便で帰国します。滞在時間は約16時間ですが、昨日は入国審査等を終えて22時、チェックインが22時半頃で観光はほぼ不可能な時間でした。国際線ですので2時間前の昼12時には空港にいたいところです。そうなると朝8時に起きて活動しても観光に費やせる時間はたった4時間ということになります。約4時間でどこまで観光できるのかチャレンジしてみたいと思います。
チェックアウト
今回宿泊した厦門航空のトランジットホテル厦門可居酒店は無料で朝食のサービスも受けられると書いてあったのですが、朝食時間が明記されておらず朝8時半ごろに会場に向かったのですが既に終わってしまっていたみたいでした。観光時間も限られているので気を取り直して朝9時ホテルを後にしました。
ホテル周辺を散策
ホテルの近くに大きなショッピングモールがあったので少し散策してみます。ユニクロやマックなどお馴染みのチェーン店はあるだけで安心しますね。
中に入ってみるとほとんどのお店が閉まっていました。ネットで見る限り営業時間内なのですが…
一部スーパーや飲食店は営業している店もありましたが、ここであまり時間を浪費するのも勿体なく感じてきたので移動してしまいます。
中山路歩行街
午前10時半、厦門中心部の有名な歩行者天国、中山路にやってきました。小雨で観光客はまばらですが飲食店やお土産店がズラリと並んでいてほとんどのお店が営業しています。
ここまでホテルからタクシーで約20分、約18元(約370円)です。タクシーは中国のQR決済サービスアリペイのアプリ内から直接手配できました。中国では日本や欧米系のクレジットカードはほとんど使えないので日本のクレカをアリペイに登録して決済手段を確保してます。
海側も散歩コースになっていました。対岸には世界遺産にも登録されているコロンス島(鼓浪嶼)がよく見えました。一大観光地とだけあって海峡には絶えず船が行きかっており沢山の観光客が乗っていました。小さい島ですが19〜20世紀ごろに外国人居留地となっていた影響で中国と西洋が融合したような建築様式の建物がたくさん残っており人気のようです。今回はそこまでの時間はなかったので立ち寄れませんでしたが半日くらいあれば巡れなくもなさそうですね。
厦門航空 MF839 厦門-大阪/関西
チェックイン
厦門中心部、中山路歩行街からタクシーで約30分、約30元(約650円)で厦門高崎空港に戻ってきました。昨日は厦門航空のトランジットホテルサービスで無料送迎バスに乗せてもらいましたが復路のホテルから空港までの送迎はなく交通費も自腹になります。
出発2時間前、お昼12時ですがチェックインカウンターは15分ほどの並びでした。日本に帰るだけなので特に何か質問されることもなくあっさりチェックイン完了です。
厦門高崎空港
チェックイン手続きはスムーズに終わったのですが保安検査が厳しいのか全部で三段階くらいあり30分ほど出国に要しました。中国では上海からも出国したことがありますが、上海は荷物検査と出国審査という一般的な手順のみで厦門の方が出国手続きが面倒に感じました。時間に余裕を持たせておいてよかったです。
制限エリア外はあまり散策できなかったのですが、制限エリア内も通路に沿って免税店がいくつかあるくらいですね。
ただ搭乗口の場所が悪かったのか飲食店がほとんど見つからず唯一近くにバーガーキングがありました。
厦門高崎空港は初めての訪問でしたが割とこじんまりとした印象を受けました。中国では上海からも出国しましたが、上海は荷物検査と出国審査という一般的な手順で厦門の方が出国手続きが面倒に感じました。
MF839 エコノミークラス
往路と同じ機材のB737-800で通路を挟んで3×3の座席配置です。同じ737でもいくつか仕様の違いがあるようで今回はオールエコノミークラスの機体でした。
そしてまたしても3列の真ん中の座席を割り当てられてしまいました。搭乗率もかなり高くほぼ満席でもちろん両隣も埋まっています。
今回も同様にコンセントやUSBポートはなく、個人用モニター、機内Wi-Fiサービスもありません。
機内食
楽しみにしていた機内食です。台北-厦門間ではフライト時間2時間未満の短距離線にもかかわらずホットミールが提供されたのでそれより長い関空線でも暖かい機内食がいただけるかなと期待していたのですが中華系お馴染みのボックス入りの軽食とパンのみの提供でした。
ボックスには乳酸菌飲料、パイナップルケーキ、スナック菓子、みかんが入っていました。機内食ではフルーツは定番ですが、丸ごと提供されたのは初めてだったので少し驚きました。
帰国
ほぼ定刻の18時に関西空港到着です。関西もアジア圏からのインバウンドで入国審査が激混みなことが多いです。この日もかなり並んでいましたが日本人は自動ゲートを通れるので行列を横目にあっという間に入国完了しました。
まとめ
厦門航空を使ってみて
今回初めての利用となった厦門航空ですが、少しマイナーなとはいえスカイチーム加盟のれっきとしたフルサービスキャリアということで十分おすすめできる航空会社だと思いました。他の中国航空会社も提供してはいますがなんと言っても格安の運賃にもかかわらず乗り継ぎ利用するだけでその日のホテルが無料になるのはかなり太っ腹です。ヨーロッパ路線や東南アジア路線でも直行便より中国経由便が安かったりするので、そこで1泊することが全く負担にならないのはかなり魅力を感じます。旅行好きな私にとっては負担どころかほぼ追加費用なしで中国も観光できるのはもはやメリットですね。
機材は2レグともB737ということで少し古さは否めなかったですが、機内食も台北線では短距離線にもかかわらず温かい食事が提供されたり、関空線では期待値を上げすぎましたが国内線に少し足しただけのようなフライトでここまでのサービスは十分だと思います。
長距離線や東京線ではB787が投入されておりそちらは電源や個人用モニターもついているようで機内環境も更に快適ですね。
中国系は遅延が多いイメージですが、今回はどちらもほぼ定刻の運航でした。
厦門トランジット観光は可能?
今回厦門滞在時間は24時間未満、夜到着昼出発ということで観光に使える時間は朝起きてから正午までの数時間のみという弾丸スケジュールでしたが、体感では厦門の中心部で2時間程度じっくり散策できたのでかなり満足感がありました。厦門の街がかなりコンパクトで移動に時間が取られずその分観光に回せるのでトランジット観光に向いている都市だと思います。
空港から中心街が遠い場所だと半日程度ではほとんど移動に費やすことになるのでかなり厳しいですね。
そもそも台湾からの帰国中ということを加味すれば、全く別の場所で少しで現地の雰囲気を味わえるというだけで楽しかったです。私自身もトランジット観光が初めての試みだったので是非また次もどこかの都市で挑戦してみたいと思います。
前編後編と長くなりましたが、厦門航空での台北からの帰国編完結です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。