【無料中国旅行?!豪華ホテル付】中国国際航空(エアチャイナ) 無料トランジットホテル&搭乗記

搭乗記
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2025年3月エアチャイナを行き帰りそれぞれ2回乗り継いでスリランカ・コロンボを訪れました。往復6フライトで4.3万円という破格の運賃でした。激安運賃にもかかわらずエアチャイナで乗継時間が8時間以上になると、なんと無料でホテルに泊まることができるんです!

さらに去年取得したANAのステイタスを初めて発揮できる機会になったので恩恵をたっぷり堪能してレビューしていきたいと思います。

はじめに

中国国際航空(エアチャイナ)について

中国国際航空は北京や上海を拠点とする中国を代表するフルサービスキャリア(FSC)の1つです。ANAと同じ航空会社連合、スターアライアンスに加盟しており、ANAマイルを貯められたりANAステイタスを活用することができます。

激安運賃なのに手厚いサービス

皆さんも経験があるかもしれませんが、Skyscannerなどの航空券比較サイトでフライトを検索していると東南アジア行きやヨーロッパ行きなど様々な方面でエアチャイナや他の中国系エアラインが最安値になっていることが多いですよね。ピーチなど各国の格安航空会社(LCC)よりも安い値段で買えてしまうこともあります。

しかしエアチャイナはLCCではなくFSCなので預け入れ手荷物無料、機内食も当然提供されます。唯一のデメリットとしてはどこへ向かうにしても一旦中国経由になり、その上乗継フライトの接続が悪いことが多く翌日の乗り継ぎになることもしばしば。
そこでエアチャイナは8時間以上の乗り継ぎ客を対象に無料でトランジットホテルを提供しています。乗り継ぎ時間が半日くらいあればホテルでゆっくり休んで少々中国滞在を堪能することもできます。本来の目的地の旅行にプラスアルファで中国旅行もついてくるようなものでしょうか

なおマイルで交換した特典航空券は無料トランジットホテルサービスの対象外クラスになります。

旅程

最終目的地はスリランカなのですが無料トランジットホテルサービスを利用し、往路は上海、復路は北京に1泊ずつ中国滞在を挟む日程になります。

大阪-コロンボ 6レグ
  • DAY1
    CA858 大阪/関西-上海/浦東

    無料トランジットホテル1泊
    上海滞在15時間

  • DAY2
    CA4592 上海/浦東-成都/天府

    乗継時間 4時間半
    CA425 成都/天府-コロンボ

    スリランカ滞在

  • DAY3
    CA426 コロンボ-成都/天府

    乗継時間 2時間半
    CA4195 成都/天府-北京/首都
    無料トランジットホテル1泊
    北京滞在22時間

  • DAY4
    CA927 北京/首都-大阪/関西

中国国際航空 CA858 大阪/関西-上海/浦東

フライト情報①

【航空会社】中国国際航空 Air China
【アライアンス】スターアライアンス
【便名】CA858
【区間】大阪/関西(KIX)-上海/浦東(PVG)
【時刻】KIX 16:30-PVG 18:10
【所要時間】2時間40分
【クラス】エコノミー
【機材】A330-200(B-5918)
【ラウンジ】JAL サクララウンジ
【発券】Air China

チェックイン

オンラインチェックインで座席指定

エアチャイナでは出発時刻の36時間前から3時間前までオンラインチェックインに対応しています。エアチャイナの公式サイトで航空券を購入したので公式アプリへの連携はスムーズですぐにチェックインできました。

その他の旅行会社のサイトで予約した場合も予約番号などを照会してチェックイン可能です。


航空券予約時に無料で座席指定ができましたが、ここで再度座席表をみて変更できます。前方席など一部座席は引き続き有料になっていましたが大半が無料開放されていました。同行者の分もまとめてチェックインできました。

アプリ上でAppleWallet対応のモバイル搭乗券まで発券できました。空港がモバイル搭乗券に対応しているかによりますが、預け荷物などなければチェックインカウンターに立ち寄ることなくそのまま搭乗も可能だと思います。予約時に登録したANAのマイレージ番号もしっかり連携されておりNH*Gの表示が!スターアライアンスゴールドとして認められました!

チェックインカウンターへ

オンラインチェックインは完了しましたが預け荷物があるのでチェックインカウンターへ。紙の搭乗券も記念になるので貰っておきたい派です。
ステイタスの恩恵はチェックインからです。スターアライアンスゴールドとしてエコノミークラス利用であっても上級クラスなどの優先チェックインカウンターを利用することができます(今回だとビジネスクラスのカウンター、Star alliance GOLDの文字がある)エコノミークラスだとチェックインに長蛇の列ということもしばしば。優先レーンが行列しているのは見たことがありません。

ここで最終目的地であるスリランカのビザの有無の確認がありました。現在日本人は30日以内の観光であればビザは免除されますが、ETA(電子渡航認証)を申請する必要があります。費用は無料で公式サイトで必要事項を入力すればすぐに取得できました。
航空券は日付を跨ぐからか発券できたのは上海まででした。荷物も同じく上海で受け取って明日再度預け直しとのことです。

ファストレーン使用可!

保安検査場のファストレーンのチケットをいただきました。他の方のレビューを読んでみると航空会社によってファストレーンチケットを発行する基準が違うのかステイタスだけでもらえたり上級クラスにのらないと貰えなかったり対応が違うようです。少なくともエアチャイナで関空発ならばエコノミー利用でもスターアライアンスゴールドのステイタスがあれば配布してくれるようです。

ラウンジのインビテーション

関空ではエアチャイナはANAラウンジがあるエリアと真反対の搭乗口を利用しているのでなんとライバルJALサクララウンジのインビテーションをいただけます。SFC取得後の初めての航空会社ラウンジがサクララウンジというのは少し変な気分です。

もちろんエアチャイナはスターアライアンス加盟航空会社としてANAラウンジも利用できるので(かなり歩きますが…)関空ではJALとANAのラウンジをハシゴできちゃうんです!

JAL サクララウンジ

関空JALラウンジ初入室!ステイタスを利用して入室する初めてのラウンジになりました。
スターアライアンス加盟会社ではエアチャイナの他にシンガポール航空もJALラウンジと提携していますね。
是非ともANAラウンジもハシゴしたかったのですがJALラウンジに到着したのが搭乗開始約20分前だったので諦めました。

午後4時前頃でラウンジ内は席はまだ余裕があるくらいの混雑でした。ダイニングエリアのテーブル席だけでなくゆったりソファーゾーン、ドアを隔てて喫煙席もあり関空のラウンジでは一番広いのではないでしょうか。

ホットミールは名物のJALカレーとあとはパスタなど数品だけで少し寂しいです。アルコール類はビールはもちろんワインや日本酒、ウイスキーなど充実していました。枝豆やチーズなどおつまみも用意されておりお酒を飲む方には良さそうなラウンジです。
JALの機内で提供しているスカイタイムというジュースが置いてありANA派の自分としては飲む機会があまりないので嬉しかったです。

搭乗(CA858 エコノミークラス)

定刻40分前予定の通り搭乗開始されました。機材はA330-200で2-4-2の座席配置です。
エコノミークラス前方はかなり空席がありましたが私が指定した後方ブロックの座席はかなり埋まっていました。初めは後ろの座席しか指定できなかったのが関係してそうです。全体的には6-7割の搭乗率でしょうか。

全席モニター付きですが私の席はモニターが壊れているのか言語選択画面を表示したまま動かす使えませんでした。周りでも使えない様子の方がおられて、前回エアチャイナの332に搭乗した時も自席のモニターが使えなかったことを思い出しました。

この機材ではインターネットには接続できませんが機内エンターテイメント用のWi-Fiが搭載されていてスマホで映画などを見ることができます。日本語対応のコンテンツはないですが。

座席下に電源ポートがあったので設備的にはそれだけで十分ありがたいです。

機内食

離陸後30分後機内サービスが始まりました。まずは機内食が順番に配られました。選択肢はなく中華風の味付けの牛肉飯一択でした。短距離線でもホットミールが提供されるのは高評価ポイントです。ラウンジでもガッツリ食べていたのでかなりお腹いっぱいになりました。

機内食を配り終えた後にドリンクサービスが回ってきました。アルコールはエコノミークラスでもビールと赤ワイン、白ワインを注文することができます。

上海到着

飛行機は順調に飛行し定刻通り現地時間18時頃到着しました。18時半頃には降機し入国審査へ。
かなり端の方の駐機場だったのでターミナル中央付近の入国審査場まで5分弱歩きました。

2024年11月よりついに中国でも日本人はビザ免除の対象となり、中国トランジットが更に簡単になりました。空港に置いてある入国カードを記入するだけで入国できました!待ち時間もほとんどありませんでした。

入国して荷物の受け取りまで終えて空港の外には19時頃には出られました。荷物でもステイタスの恩恵がありプライオリティタグをつけてくださっていたので最初に受け取ることができました。

無料トランジットホテル

事前予約必須

前回厦門航空でトランジットホテルを利用した時は予約はせず到着時に空港のカウンターでホテルを手配して貰う方式でしたが、エアチャイナでは到着の24時間前までに事前の予約が必須となります。

予約はエアチャイナ公式サイトまたは公式アプリ上で手続きするかエアチャイナのコールセンター(日本語対応)でも対応していただけるようです。

今回私は公式サイトからの予約でしたので予約がアプリにすぐに反映されアプリ上で予約まで完了しました。旅行会社で発券していても予約番号で公式サイトから予約ができます。

予約方法(アプリ)

今回私は公式サイトからの予約でしたので予約がアプリにすぐ反映されました。反映された予約の詳細の乗り継ぎサービスからトランジットホテルをタップするとそのまま予約画面になります。

同行者を追加して人数を確定すると10秒ほどで予約完了しました。今回は3人だったのでツインルームとシングルルーム計2部屋に割り当てられました。

情報等は航空券に紐付けされているからか何も入力する必要はありませんでした。ここまで完了すれば当日通常通り入国してそのままホテルに向かうだけです。

無料送迎あり

分配されるホテルは空港の近辺ですが歩いて行くには遠いのでタクシーに乗るか無料送迎サービスがあればそれを利用することをお勧めします。無料送迎についてはエアチャイナ公式サイトのトランジットホテルの説明欄に記載があるのですが、細かすぎて分配されたホテルがそれに対応しているか不明だったので出発フロアのエアチャイナのカウンターに問い合わせることにしました。

ホテルの送迎があるか確認したいと尋ねるとカウンターの方がホテルに電話して呼んでくださいました。
が、しかし待ち合わせの指定された時間、場所に向かって30分ほど待ちましたが一向に来ません…。場所は何度も確認して間違い無かったはずなのでカウンターの方とどこかでミスコミュニケーションがあったのかもしれません。カウンターの方も私も英語は第一言語ではないので仕方ないです。

最終的にDidiのアプリでタクシーを呼びました。15分ほどで99人民元(約2000円)でした。そこまで高くないので送迎サービスあるか不明な場合はタクシー呼んだ方が簡単かもしれません。空港にはタクシーの客引きがたくさんいますがアプリで呼んだ方が安心です。

チェックイン

今回泊まるのはSKYBIRD Hotel(嘉虹酒店)。上海ディズニーから近いのでエントランスホールでミッキーが出迎えてくれました。多分ホンモノ…。

フロントでパスポートと上海までの搭乗券を見せるだけでチェックインは完了しました。また明日空港まで送迎の必要の有無の確認もされました。1時間に1本送迎バスがあるようで明日のフライトの時間を教えるとこの時間のバスに乗るといいよと教えてくれました。ホテル側もトランジット客に慣れていていろいろ教えてくれるので助かります。明日はホテル発なので流石に乗れると信じます笑

明瞭な時刻表もあったので安心

ルームツアー

今回私はツインルームの方に泊まりました。まさかの1階の部屋を割り当てられて恐る恐るドアを開けてみるとそこにはめちゃくちゃ広い空間が!2人でスーツケースを広げてもまだ余りがあります。

バスルームはシャワーとトイレが仕切られていて清潔感があります。汚れや匂いもありません。水圧も問題なし。バスタオル、タオル、歯ブラシなどのアメニティも付属していました。手ぶらで来ても泊まれそうですね。

周辺探索

ホテルから徒歩2分ほどに小さいですがお店が集結しているエリアがありました。すでに夜11時ですがやってる店が多く人も集まっています。最寄りのコンビニもこのエリアにありました。夜遅い時間ですが周辺は出歩けないような雰囲気はなく治安は悪くなさそうですね。少し腹ごしらえをして明日も早いので休みたいと思います。

無料朝ごはん付き

なんと無料で泊まっているにもかかわらず朝食も無料でついてくるようです。朝7時の送迎バスで出発予定でしたが6時半から朝食が提供されるとのことだったので是非出発前にいただきます。

朝6時半、朝食開始とともに会場へ向かうとめちゃくちゃ豪華なラインナップに驚かされました!チャーハンやお粥、点心など中華はもちろん、パンやソーセージなどウエスタンスタイルのメニューも。空港のラウンジよりミールが充実している気もします。この後ラウンジもあるので程々にして空港へ向かいます。

無料空港送迎

朝ごはんを食べて少し忘れていましたが昨日はどういうわけか待ちぼうけになってしまった送迎バスですが、流石に今日はホテル発ということもありエントランスの前にバスが停まっていました!何組かトランジット客を乗せて定刻通り出発!約20分ほどで浦東空港に戻ってきました!

初日&トランジットホテルまとめ

いくつかトラブルもありましたが初日は大阪から乗り継ぎのために上海まで無事に辿り着き無事に翌朝を迎えられました。エアチャイナの激安運賃で目的地に連れて行ってもらえるだけで十分お釣りがくるレベルですがさらにこんな立派なホテルまで泊まれてしまうんです。厦門航空では事前予約が必要ありませんでしたがエアチャイナでは必須な点に注意が必要です。逆手に取れば予約さえできてしまえば空港で当日ドキドキしなくていいので安心ですね。

上海では少しではありますが現地の食事を食べることもできました。そもそもこれはスリランカ旅行なんです。そこに上海探索が無料でおまけで付いてくるという破格さ、一石二鳥どころか三鳥、四鳥とまで言えてしまうのではないでしょうか?!

エアチャイナは安いけど乗り継ぎ時間が長いからちょっと…と思っている方は是非一歩踏み出してエアチャイナを乗り継いで、「無料トランジットホテル+中国探索付き」旅行を検討してみてはいかがでしょうか。

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